まぶたの痙攣がとまらない!ストレス以外に考えられる3つの原因

まぶたが勝手にぴくぴくすることがあります。症状について、それぞれどのような原因があるのか、ご紹介します。

 

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瞼がけいれんする症状

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瞼のけいれんには、眼瞼ミオキミア、眼瞼けいれん、片側顔面けいれんなどがあります。それぞれ、詳しく見ていきます。

眼瞼ミオキミア

瞼のけいれんの中では、一番、多い症状です。片目の上瞼や、下瞼がぴくぴくとけいれんし、しばらくすると収まります。目の周りの眼輪筋という筋肉が疲労し、代謝に乱れが生じて、収縮を繰り返すことで起きます。

また、筋肉のむくみやコリが神経を圧迫して、起きるのではないかとも言われています。

眼瞼ジストニア

ジストニアは脳や神経系統の障害によって、筋肉が収縮したり固くなったりする病気です。瞼で起こる場合、眼瞼ジストニアと呼ばれます。初期のころは、下瞼がけいれんする、まぶしさを感じる、まばたきの回数が増える、といった症状があります。

症状が進んでいくと、上瞼にもけいれんが進み、眼を開けるのが難しくなっていきます。メイジュ症候群は、瞼以外にも、ジストニアを起こしている状態をいいます。

女性で、40代以上の世代に起こることが多いです。両目が開けられない状態になり、眼の筋肉を動かそうとして皺を寄せたりすることで、病気特有の表情になります。病気にかかられた方は、日常生活に困難をきたしてしまわれる、難病です。

片側顔面けいれん

最初は目の周辺、特に下瞼からけいれんが始まり、だんだんと口元へ広がって行きます。症状が進んでいくと、あごの下の筋肉にまで広がります。最初は緊張した時などだけですが、症状が進むと、けいれんする時間も長くなり、一日中となったり、寝ていても起きるようになります。

人前に出にくくなる、片目で運転しにくくなる、といった日常生活での困難もあり、病気にかかられた方は、大変苦しまれます。

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瞼のけいれんの原因

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眼瞼ミオキミア、眼瞼ジストニア、片側顔面けいれんの三つの病気の症状を見ましたが、それぞれの原因について、ご紹介します。

眼瞼ミオキミアの原因

今の生活は、テレビ、パソコン、携帯、ゲームなど、画面を凝視することが多く、眼の疲れやすい環境にあると言えます。また、寝不足やストレスによっても起きます。カフェインを取ると、強く症状が出ます。

眼瞼ジストニア

ジストニアは、原因不明な特発性ジストニアと、他の病気やけががもとになっている症候性ジストニアに分類されます。症候性ジストニアの場合、虚血性イベント、脱髄、感染、腫瘍、薬物などが原因となります。虚血性イベントには、狭心症、心筋梗塞、心不全、不正脈などがあります。

脱髄とは、脳の神経線維を包む髄鞘が、脳卒中、炎症、免疫や代謝の異常によって壊れてしまうことです。飲酒や薬物によっても起きます。症候性ジストニアの場合は、MRIやCTの検査で大脳基底核の中に異変が見つかることがあります。

しかし、特発性ジストニアの場合は、MRIやCTでは異常は認められません。これらの原因はまだはっきりと分かっていません。稀な疾患で、多くの医師が症例を見たことがないのが、実情です。大学病院などの神経内科で診察を受けることが多いようです。

片側顔面けいれんの原因

片側顔面けいれんは、眼瞼ミオキミアや眼瞼ジストニアと間違われることもありますが、原因は異なり、顔面けいれんの場合は、分かっています。脳の深部では、顔面神経が集中していますが、これに血管が接触して圧迫することでおこります。ごくまれに、腫瘍が圧迫していることがあります。MRIの検査で分かります。

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瞼のけいれんの対処法

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眼瞼ミオキミア、眼瞼ジストニア、片側顔面けいれんの場合の対処法をご紹介します。

眼瞼ミオキミア

眼瞼ミオキミアの場合は、眼の疲れをとることで、症状がなくなります。パソコンや携帯の画面をみるのを止め、瞼を温めてあげる、運動や入浴で血行をよくする、などといったことで改善します。仕事でどうしてもパソコンを長時間使う場合は、こまめに球形をとってストレッチしたり、飲み物をカフェインが入っていないものにするなど、工夫してみましょう。

眼瞼ジストニアや片側顔面けいれん

これらの疑いがある場合は、検査も色々な科にわたるため、総合病院での診察が必要になります。疲れ目と違う、まぶしくて瞼が開けていられない場合は、神経内科でも診察を受けましょう。片側顔面けいれんの場合は、眼をぎゅーっとつむってパッと開く、イーと口を引き延ばす、これらで瞼の下側にけいれんが起きる、といった特徴があります。これらの場合は、脳神経外科での診察が必要になります。

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