着物と浴衣の違いを見分ける3つのポイント(生地・帯・下着)

夏になると見かけるようになる浴衣姿。日本の伝統的な夏のファッションとして海外からも注目されています。海外の方は、浴衣を着物と同じだと思われているようですが、きちんとした違いがあります。日本人の私たちでも、この着物と浴衣の違いについては知らない方の方が多いのではないでしょうか。最近は浴衣もかなりかんたんに着られるようなものが増えてきているので、「違いはそこでしょ」という声も聞こえてきそうですが、もっとちゃんとした違いがあります。

日本人に生まれたからこそ、なんとなく着るのではなく、この二つの違いを知ることから始めてみませんか?着物と浴衣の違いやそれぞれの特徴、見分け方などについてまとめました。また、着物や浴衣のメリットやデメリットなどについてもご紹介させていただきます。

 

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着物とは?

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着物にはどんなイメージをお持ちでしょうか?きっと、フォーマルなイメージが強いのではないでしょうか。確かに着物は振袖のように成人式に着ていったり、留袖であったり、フォーマルな場で欲着られます。ただ、小紋のように、普段着用の着物もあるということを以外に知らない方も多いようです。あまり普段から着物姿で歩くという方も少なくなっているので、やはり着物にはフォーマルなイメージが付いてしまっています。

着物は浴衣とちがって、着物の下に、肌着のように着る長襦袢や半襦袢のような物を着なくてはいけません。着物にも裏地があるものと無いものがあり、梅雨時期から秋口にかけての6~9月は、裏地のない着物を着るのが一般的です。

着物の生地の素材はたくさんありますが、着物の織り方も様々で、用途によって分けられます。

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浴衣とは?

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浴衣も着物の一種に分類されるものですので着物扱いになり、夏用の着物になります。ただ、着物と呼ばれるものと大きく違うのは、肌に直接着るという点です。使われる用途も、昔はお風呂上がりに着て涼む為のもので、海外でいうといころの、バスローブのようなものと考えていただけるとわかりやすいと思います。それが、いつからか、お祭りの時に着るお出かけ着のような位置づけになりました。

ですから、今は浴衣の下に普通にいつもの下着をつけて、キャミソールなどを着てから浴衣を着るという形になってきています。着物と違って、素材もほとんどの浴衣が木綿素材になっています。この素材のおかげで涼しさを感じられる物になっています。

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着物と浴衣の見分け方とメリット・デメリット

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着物と浴衣の見分け方は、かなり難しいと言えます。振袖や留袖と浴衣を比較すると、明らかに素材も雰囲気も違いますのでわかります。ですが、普段着用の着物となると、特に夏用の着物ともなれば、浴衣を見分けをつけることは、ほぼ困難だと言えます。

着物と浴衣の違いは先でもご説明させていただきましたが、着物の場合は下着代わりの長襦袢や半襦袢を着用しています。裏地が付いていたり付いていなかったりするのも、着物の特徴です。夏用の着物と浴衣を見分けることはとても難しいですが、最近の浴衣はかなりラフな感じのものもおおいですし、帯で見分けるというのも一つの方法かもしれませんね。

浴衣のメリットとしては、夏を涼しく過ごせるという点です。デメリットはトイレがしにくく、着崩れの心配をしないといけないということぐらいです。ですが、着物にはメリットやデメリットがいくつかありますので、ご紹介させていただきます。

1.メリット

  • 周りから一目置かれる
  • 体型をごまかせる
  • 特に流行がないのでいつまでも着られる
  • 洋服と比べると経済的
  • 肩コリ予防と腰痛改善効果が期待できる
  • 姿勢がよくみられる
  • キレイにみえる

2.デメリット

  • 浴衣と同様で慣れるまでは着崩れしやすい
  • 着るときに時間がかかる
  • あまり早く歩けない
  • 階段の上り下りが難しい
  • 自転車に乗れない
  • 車の運転時には靴を履き替える必要がある

着物は日本の伝統的なファッションで、国内でも着ていると一目置かれる存在となれます。昔と違って着物を着る女性が少なくなってしまいましたが、夏の浴衣や、成人式の振袖、子供の入学式や卒業式などのフォーマルな場では、まだまだ着物を着る女性もたくさんいらっしゃいます。これからもきっと着物文化が衰えることはないと思います。フォーマルな場だけではなく、普段着をたまには着物に変えてみるのも、違った自分を発見できるのでいいかもしれませんね。

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