男の子にも浴衣で夏を!かっこいい帯の結び方2つとアレンジ法
お祭りシーズンになると、可愛い浴衣姿の女の子をみかけますが、最近は男の子も浴衣を着ているのをみかけることも多くなりました。甚平姿が多いですが、中には浴衣を着ている男の子もいます。大人になると、ほんとに着なくなるものなので、小さいうちにたくさん着せてあげて、いっぱい写真などで思い出を残しておくのもいいものです。
男の子に浴衣を着せるとき、使う帯は、兵児帯が一般的です。扱いやすく、結びやすいので、気付けが苦手というママさんでも大丈夫です。男の子の浴衣の帯の種類と選び方、結び方やアレンジ方法などをまとめましたので、この夏の参考にしてくださいね。
男の子の浴衣の帯の種類と選び方
男性の浴衣の帯の種類は、2種類あります。かっちりしている普通の帯の「角帯」と、柔らかくて、扱いやすく結びやすい「兵児帯」です。子供の浴衣を着せる際に使う帯は兵児帯になります。
兵児帯も、最近は色の種類も豊富で、素材も様々です。女の子ならいろんな色を使って華やかに浴衣を飾ることができますが、男の子の場合は、色も紺色や、鮮やかな青色が主流になります。色はそれほどありませんが、浴衣の色よりも、少し明るめを選ぶことをおすすめします。
男の子の浴衣の帯の結び方
女の子の兵児帯は、簡単なリボン結びをすればOKでした。男の子の帯の結び方も、基本、崩れにくいリボン結びができれば大丈夫です。着つけ初心者のままでも簡単にできる、基本の男の子の浴衣の帯の結び方をご紹介させていただきます。
兵児帯
- 兵児帯を、前から後ろに持ってきてから、胴体に2~3周巻き付けます。お子様の体の大きさによって、1周で大丈夫な場合もあります。
- 後ろで片リボン結びにします。
- 形を整えて出来上がりです。
男の子ですから、しっかりと締めていても帯が少し下がってきたりすることもありますが、この結び方であれば、外でもささっと結び直すことができます。
もう一つの角帯の一般的な結び方もご紹介させていただきます。
- 角帯を縦半分に折って、輪を下にして持ちます。
- 一方の端(手)を左腰骨付近にあてて、胴体に3周巻き付けます。
- 巻いている方(たれ)を内側に折り込んで、2の巻き始めの一方(手)の端よりも4㎝程度長くします。
- たれが上にくるようにして1回結んで、たれを一度下に垂らします。輪を作るように上にあげて、そこに手を差し込んで締めて形を整えて出来上がりです。
この結び方のわかりやすい動画がありますので、そちらもご覧になって参考にしてみてください。
帯のアレンジと履物について
先ほどは簡単な兵児帯の結び方をご紹介しましたが、少しアレンジを加えるだけで雰囲気が変わってきます。
- 兵児帯を胴体に2~3周巻き付けます。
- 固結びをして、垂れを帯びの中にいれて出来上がりです。
帯は、やや右よりにしてあげるとおしゃれに見えます。とっても簡単なアレンジ方ですが、動画をみると、もっとよくわかりますので、そちらもご覧になって観てください。
浴衣に合わせて履く履物といえば、下駄や草履です。
ですが、小さなお子様は、なかなか下駄や草履をはきこなすのは難しいのではないでしょうか。ビーチサンダルと同じ感覚ですが、下駄は慣れるまでは歩きにくいものです。無理をして下駄や草履をはかせなくても、いつも履きなれているサンダルでもOKです。
祭りなどの人混みで慣れない履物を履いて転んでしまう方が危険ですので、無理をさせずに、履きやすい物でおでかけするようにしてあげてくださいね。
また、浴衣はどうしても最初はいつも履いているズボンとは違うので、気持ち悪いというお子様もいらっしゃいます。そういうお子様には、甚平の方が違和感なく着れるのでおすすめです。甚平だと、帯を結ばなくてもよくて、洋服感覚で着ることができるので、小さいお子様にとってはそちらの方がらくかもしれないですね。