赤ちゃんに自閉症が疑われる症状のチェックポイントと見分け方

赤ちゃんが産まれると、成長速度などつい他の赤ちゃんと比べてしまいがちですよね。少しでも周りから成長が遅れたりずれていたりすると、もしかしたら何か障害や病気なのかもと不安になるかもしれません。中でも注目されるのが「自閉症」。

自閉症とは先天性の発達障害のことで、障害のせいで脳の機能がうまく動かず目や耳から入ってきた情報をうまく整理して判断することができません。自閉症という名前ですが心の病気ではなく、胎児の頃に中枢神経の発達に何らかの問題が発生したことが原因だと考えられていますが、実際はまだはっきりしたことはわかっていません。ですが、育て方や環境によって自閉症を発症したというわけではないというのは確かなので、もし赤ちゃんに自閉症の症状がみられても、ママたちはご自分を責めたりしないでください。

 

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自閉症にみられる特徴的な行動

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自閉症の赤ちゃんの症状とはどんなものがあるのでしょう?自閉症は主に3つの特徴的な症状以外にもいろいろな行動がみられます。必ず現れるわけでもありませんが参考となる例として「多動」「こだわり」などがあります。多動はじっとできず、目的無く走り回ったり落ち着きがないこと、こだわりは決まった物や位置、習慣につよくこだわり、同じことを何度も何度も繰り返します。

よくみられる3つの特徴的な症状とは?

主な3つの特徴として「意思疎通」「感覚以上」「睡眠異常」があります。意思疎通はクレーン現象という何か要求する際に相手の手を掴んで引っ張っていくというような行動があります。感覚異常は感覚が正しく脳で処理されないため、極度に過敏だったり逆に鈍感だったり痛みを感じなかったりします。睡眠異常は一番自閉症でみられるケースで、睡眠時間が極端に少ない状態が続きます。

赤ちゃんの場合、寝るのが仕事というように言われ、寝てばかりでも気にならないものですが、成長していくうえで起きている時間が短くなってくるはずなのに一向に睡眠時間が減らないなどあれば注意が必要です。自閉症は乳幼児の場合多くは3歳前後で診断されるケースが多く、近年は一歳半ほどで自閉症診断を受けることもあります。

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妊娠中から先天性異常を予防!

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自閉症のような先天性異常を防ぐにはどうしたらよいでしょうか?100%防止は不可能ですが、確率を減らすことは可能です。妊娠中に先天性異常を引き起こしかねないものをできるだけとらないようにします。ステロイド剤、睡眠薬などの薬物、添加物の多い食品、アルコールやタバコは胎児に影響を及ぼすのでやめましょう。疲労や過度のストレスも負担になります。

日ごろから適度な運動と規則正しい食生活を心がけ、妊娠中とても重要な葉酸、ビタミンB12、ビタミンB群が不足しないように対策をとります。特に葉酸は赤ちゃんのビタミンを呼ばれ、妊娠中は葉酸の必要量が増加します。葉酸が欠乏すると胎児に神経管閉鎖障害の発症リスクが高まることから、葉酸サプリメントを勧められたりします。

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確率診断をするには?時期と内容

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妊娠9~22週ごろに行われる「胎児に奇形や病気、染色体異常がないかどうか」調べる出生前診断をする方が近年増えています。出生前診断には確率診断と確定診断があります。確率診断は近年、新型出生前診断と呼ばれています。新型出生前診断は、妊婦さんから血液を採取し、その血液中の遺伝子解析をすることで、胎児の染色体や遺伝子を調べる検査です。これは妊娠10~18週頃に検査を受けることができます。

しかしこの検査は分娩予定日で35歳以上の方、21トリソミー、18トミソリー、13トリソミーのいずれかの赤ちゃんを妊娠・出産したことがある方、または担当医師が検査を勧めた方が受診できます。

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