りんご病が妊娠後期の妊婦と赤ちゃんへの与える影響と対処法

誰もが一度は聞いたことがあり、なんだか可愛い名前で油断しがちな「リンゴ病」。子供のころよく聞き、子供がかかる病気だと思われがちなリンゴ病ですが、妊婦さん、特に妊娠後期にかかると胎児にさまざまなリスクが発生します。

そんなリンゴ病とはいったいどんな病気で、大切な赤ちゃんにどのような影響があるのでしょうか?そして、大切な赤ちゃんを守るための予防やかかってしまった場合、どう対処すべきなのでしょうか?

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リンゴ病とはいったいどんな病気なの?

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リンゴ病は5年に一度流行ると言われており、一般的には4歳~10歳児に感染することが多く、一度感染すると免疫がつくので生涯感染しないと言われています。リンゴ病はウィルス性の病気で、小児期に感染すると発熱や倦怠感の後にリンゴ病の特徴であるほっぺが赤くなる症状が現れます。

発疹は10日ほどでなくなります。潜伏期間は発熱するまで平均一週間、発疹が出現するまで2~3週間で、発疹が発生する前が一番感染力が強いと言われています。なので発疹が出てリンゴ病と気づいた時にはすでに周りに感染している可能性が高いということです。

成人がかかると発疹が出現しない場合もあり、症状も風邪と似ているため診断が難しくなります。感染経路は飛沫感染などで、かかっている人には近づかないようにし、手洗いうがいをしっかりやることが大切です。

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妊娠中の影響とその対処、生活で気を付けることとは

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妊娠中、特に妊娠後期での胎児への影響があるとされるリンゴ病。どのような影響なのでしょうか?

リンゴ病ウィルスは赤血球の元になる細胞を破壊してしまいます。妊婦さんがリンゴ病になるとうまく胎盤に血液を送ることができなくなったり、胎盤を通じて赤ちゃんがリンゴ病に感染したりします。しかし、例えば上のお子さんがいてリンゴ病が流行ってる保育園にもどうしても行かなければいけない。検診でどうしても人ごみに行かなければならない、そういった場合かかってしまう場合もあります。

リンゴ病は早期発見が大事です。普段から自分のみならず、家族全員に手洗いうがいを心がけてもらうことは大前提として、かかってしまったらもしくは疑いがあればすぐに受診しましょう。行われる治療は妊婦でなくても基本的には対処療法で、特効薬はありません。

症状をやわらげる薬をのみながら自然治癒を待ちます。妊婦さんはお腹の赤ちゃんに対しての治療が必要になってきます。お腹の赤ちゃんの様子をみながら適切な治療をするため必ず産院に行きましょう。産院に行く場合は事前に症状など、リンゴ病の疑いがあることを伝えて行きましょう。

まだかかってなくて、どうしても人ごみに行かなければならない場合、リンゴ病は飛沫感染ですので必ずマスクをし手洗いうがいをするということが対処方法です。

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赤ちゃんへの具体的な影響は?

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赤ちゃん自身への影響が一番気になるところ。赤血球を作り出せなくなった母体が、胎盤に血液を送ることができなくなることもそうですが、胎盤経由で赤ちゃんにも感染してしまい赤ちゃんの赤血球が減少してしまうこともあります。その結果胎児貧血になり、さらに重症化すると赤ちゃんのむくみがひどくなって死亡することもあるのです。リンゴ病は胎児がリスクを抱えやすくなる病気ということです。

リンゴ病は風疹と違いワクチンがありません。暑いときなどは大変ですが、マスクなどをして知識をしっかり持って予防をすることが一番大切です。かかってしまったら必ず医師に診てもらい適切な治療を行うことが大切です。

怖い影響ばかりかもしれませんが、早期発見、適切な治療をすればそこまで心配する病気ではありません。大切な赤ちゃん、元気に生まれてきてもらうためにも少し大変ですが、忘れずに予防して頑張りましょう。

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