双子の妊娠の時のお腹の大きさと早産の危険性のとの関係

普通の妊娠でもうれしいのに、まさかの双子を妊娠!嬉しい反面、不安も二倍。いったい双子ってどんな感じ?お腹はどうなるの?双子だから気をつけて過ごしたいこととはいったいなんでしょうか。

 

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双子だからお腹も二倍?!どれくらいになるの?

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双子で喜びも二倍ならお腹も二倍になってしまうのでは?そう考える人は沢山いると思います。実際お腹の中に二人いるわけですから不安になりますよね。まさに、双子を妊娠すると単胎の妊娠時よりも早いスピードでお腹が大きくなっていきます。そのスピードや大きさは単胎の約1.5倍、約二ヶ月先を行くと言われています。つまり双子妊娠8ヶ月の腹囲は単胎の臨月サイズに相当するといいます。

双子妊娠は6ヶ月頃から急激に大きくなってきます。このころからお腹が苦しくなり、臨月の頃には腹囲100センチを超える人も珍しくありません。例えば大体お腹が目立ち始める普通体系の方が5ヶ月くらいで単胎なら78~88なのが、双子妊娠なら82~92くらいあるようになります。そう考えるとだいぶ大きなお腹といえます。

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お腹が多きずぎると早産になると聞いたけど

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早産というのが、元々お腹が張ると子宮頚管が短くなり子宮口が短くなったりすることが原因だったりするため、実質お腹が大きくて張りやすい双子は早産になりやすいと言えるでしょう。確率的にも50%と高く、一人を妊娠している場合に比べ約12倍と言われています。切迫早産で入院することも多いのも事実です。他にも、あまり体重が増えすぎると「妊娠高血圧症候群」という妊娠中毒症のリスクも単胎より双子のほうが約23パーセント高くなっています。妊娠中期から後期にかけて高血圧やむくみが現れた時は注意が必要です。塩分を少なくし、バランスの良い食事をすることが大切です。治療としては安静・食事療法・薬投与となります。

双子の場合通常よりもお腹が出てしまうし、むくみもひどいので体重増加には気を付けて生活しなくてはいけません。また双子の場合前置胎盤が多いとされています。前置胎盤とは胎盤は普通子宮の上部に位置していますが、胎盤の位置が子宮口をふさぐ場所にできていることをいいます。この前置胎盤も双子だと単胎の約2倍だと言われています。前置胎盤の場合も安静にし、出血しないようにします。前置胎盤の場合は帝王切開になる確率も高くなるので双子の妊娠は中期以降、いつ入院出産になるかわからないため入院準備など万全にしておいたほうがいいでしょう。

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大きいお腹で困ること、どう生活したらいい?

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生活面での困り事

普通の妊娠でさえ、大きくなるお腹で動きが制限され大変なのに、双子ともなると大変さが倍です。お腹が大きくなるとまず困るのが服です。普通のマタニティ服でさえだいぶ大きなウェアを買わないと入りません。大きいサイズのしかもワンピースタイプでないとなかなか着ることができません。また妊婦さん全般にいえることでもありますが、双子で余計にできなくなることといえば、靴下をはいたり、足の爪を切ったり、足元に落ちたものが拾えないというもの。和式トイレもかなりつらいです。無理をして自分ではいたり拾ったりせず、家族や周りの人に頼みましょう。トイレやしゃがむ行為はそれだけでお腹を圧迫して張ってきてしまったりします、やめたほうがいいでしょう。

身体面での困り事

そのほかマイナートラブルとして、大きなお腹を支えてる骨盤が悲鳴をあげてきます。骨盤周辺の血流が悪くなることからこむらがえりや静脈瘤などが出てきたりします。お腹が揺れて腰痛にもなりつらくなるので、医師に相談の上、腹帯をするのは効果的です。柔らかい素材の腹帯をしてお腹が揺れるのをカバーしたり、血流をよくするためにも着圧タイツがおすすめです。一人でも大変な妊娠生活ですが、できるだけ快適に過ごしてめったにない双子妊娠生活を過ごしましょう。

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