妊娠検査薬で陰性だったのに妊娠していたよくあるケース5つ
いつも来るはずの生理予定日になってもこない…。「もしかして妊娠?」と妊娠検査薬をドキドキしながら使っても、陰性反応で落ち込むということは妊活中の方ならよくある話です。
しかしそこで諦めるのはまだ早いかもしれません。それは一体どういうことなのでしょうか?
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妊娠検査薬の判定方法とは?
受精卵が子宮内膜に着床すると妊娠成立となります。
そうなるとhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが分泌するわけですが、妊娠検査薬は尿中のhCGの濃度で判定されます。
妊娠検査薬が陽性となるのはhCG濃度がある一定以上でなければなりません。
ドラックストアなどで手軽に購入できる妊娠検査薬では、50mlU/mL以上で陽性判定になります。
妊娠検査薬が陰性と出たのに妊娠していたケースは?
①フライング検査だった
特に妊活中の方は妊娠しているか1日でも早く知りたくて、気持ちが焦ってしまうものです。
hCGの濃度が25mlU/mLと低くても判定できる早期検査薬や50mlU/mLの一般検査薬がありますが、検査するタイミングが早いとこれらの濃度に達していないことがあります。
説明書きには早期検査薬では生理予定日から、一般検査薬は生理予定日1週間後からとなっていますので、それより前だとフライング検査となってしまいます。
そういった場合には1週間後に再度検査すると陽性判定となることもあります。
②生理予定日の計算が間違っていた
平均点な生理周期は25~38日と言われていますが、その時の体調によってもずれることがあります。
自分が28日周期だと思っていても、実際には違うということがあるわけです。
そうなると、生理予定日の計算に誤差が生じて実際には妊娠していても陰性判定が出ることがあります。
1週間程度のズレはよくあることなので、しばらくしてまた検査してみましょう。
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③水分の摂りすぎで尿が薄くなっていた
1度に大量に水分を摂ってしまうと、尿が薄まってhCG濃度も薄まることがあります。
そうなると、妊娠していても陰性判定となる場合もあるのです。
妊娠の超初期段階であろう時期にで妊娠検査薬を使う場合には、朝一番の尿が濃いタイミングの方がいいかもしれません。
また妊娠検査薬を使う前には水分を摂りすぎないようにしましょう。
④妊娠検査薬を使うタイミングが遅すぎた
妊娠検査薬は逆にhCG濃度の上限を超えると判定できないことがあります。
hCGホルモンは妊娠10週目をピークに分泌しますが、妊娠週数経過と共に次第に低下していきます。
明らかに生理が遅れているのに妊娠検査薬を使っても陰性となった場合には、すでに判定のタイミングが遅い可能性があります。
妊娠以外に婦人科系の病気もありえるので、早めに病院を受診しましょう。
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⑤多胎児である場合
多胎児である場合、hCG濃度が通常より高くなることがあり、妊娠検査薬で陰性判定となってしまう場合があります。
陰性だったのに実際は双子を妊娠という驚きの結果になることもあるのです。
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妊娠していないと確信できるのはいつ?
妊娠が成立せずに使われなかった子宮内膜が剥がれ落ちる状態を生理と言います。
つまり生理が来た時点で妊娠していないと確信できるでしょう。
ただし注意しなければならないのが、生理だと思っていた出血が生理ではない場合です。
生理予定日前後に少量の出血が見られた場合、妊娠の着床による「着床出血」の可能性も。
また妊娠初期の出血の可能性も考えられるので、通常の生理のように出血が多くならない場合は生理ではないことも考えられます。
少量の出血がダラダラと続くときには、婦人科系の病気の可能性も含めて早めに受診しましょう。
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