赤ちゃんの足がピクピクけいれんする原因は?考えられる病気と対処法

赤ちゃんでも、特に新生児は体をぴくぴくっと動かすことがあります。特に心配のないけいれんから、ひきつけなど注意すべき場合まで、原因、対処法を挙げました。

 

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赤ちゃんがけいれんする原因

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赤ちゃんが震える原因は、大人と違って様々です。寒い時、おしっこをした時やうんちのあと、寝入る時、特に何もない時も、ピクピクと震えることがあります。けいれんを起こしても、白目になったり、意識を失ったり、体が硬直したりしなければ、成長の過程と考えて問題ないようです。

ただ、やはり見ていて心配な場合は、検診の際に医師に相談しましょう。その際、動画があると、判断しやすいです。

寒い時

寒いと感じると、筋肉を小刻みに収縮させ、酸素を燃やして熱を上げようとします。そのため、ぶるぶる震えるようになります。

おしっこをした時やうんちの後

うんちやおしっこなどを外に出すと、体温が少し下がるので、熱を上げようとして起こるのではないかと考えられています。長い時間ではなく、数秒震えます。

寝入るとき

寝入りばなや、授乳中に、赤ちゃんがピクピクと震えだすことがあります。赤ちゃんはまだ脳が未発達なために、発生する震えと考えられています。

特に何もない時

発育の過程で、機嫌がよい時に、無意識に体に力が入って、けいれんすることがあります。

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心配なけいれんの原因

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心配になるのは、大泣きをした後、熱性けいれん、てんかんの場合です。それぞれの原因を詳しく見ていきます。

大泣きをした後

「泣き寝入りひきつけ」「憤怒けいれん」とも呼ばれ、大泣きした後に失神したり、顔色が悪くなったりします。これは息を吐いたまま、無呼吸になるために起きます。

稀に、驚きや痛みなどにより、泣くのでなく心拍が停止し、けいれんを起こす場合もあります。生後6か月から2歳ごろの乳幼児に多く見られ、5、6歳で収まっていきます。

熱性けいれん

38℃以上の熱があるときに起きるけいれんです。1~2歳をピークとして、6歳未満の子どもに起きます。体温が急上昇するときに起きやすく、けいれんを起こした後は39℃になっていることもあります。日本人では10~15人に一人は発症すると言われています。

脳が未発達なために起きるのではないかと考えられていますが、はっきりとは解明されていません。

てんかん

脳の病気で、3歳以下と60歳以上に多く見られます。脳に傷がついたことで起きたり、低酸素、脳炎、髄膜炎、脳出血、脳こうそく、アルツハイマーなど、原因がはっきりとしている場合もあります。

また、検査をしても原因が見つからない場合もあります。神経細胞で、ニューロンが過剰に発生し、コントロールが効かなくなって、発作が起きます。

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対処法

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けいれんが起きると、何か異常があるのではないかと心配になります。それぞれの対処法を挙げましたが、心配なようであれば遠慮なく医師に相談しましょう。

意識がある場合の対処法

  1. 寒さの場合 指先などを握ってみて、体が冷えているようであれば、一枚多く着せてあげたり、布団をかけてあげたりします。
  2. おしっこやうんちの後 おむつを替えましょう。
  3. 寝入るとき 意識がなくなる、白目をむく、体が硬直する、といった症状が特にない場合は、そのまま寝かせましょう。

熱性けいれんの場合

子どもがひきつけを起こすと、動転してしまいますが、ほとんどの場合、命に別条はありません。冷静に対応することが何より大切です。周りに危ないものがあれば、遠ざけましょう。

衣服をゆるめます。体を横向きに、顔も横向きにします。吐いたものが喉に詰まらないようにするためです。舌を噛むのではないか、気道をふさぐのではないか、と割りばしを入れたりするのは止めます。嘔吐したり、口の中を傷つけたりする可能性があります。

時間をはかります。大きな声で叫んだり、ゆさぶったりしないようにします。発作が十分以上続く場合は、救急車を呼びましょう。

 

熱性けいれんを起こした後は、病院で診察を受けましょう。熱性けいれんは、ほとんどの子どもが一回起こすと二度目は起こさないと言われています。

ただ、一歳未満の乳児や、親や兄弟に熱性けいれんを起こした人がいれば、再発する可能性が高まります。ダイアップという座薬を入れておくと、予防になるので、処方されることが多いです。

てんかんの場合

発作が起きた場合は、熱性けいれんの場合と同じです。周りにある危険なものを遠ざけ、衣服をゆるめ、横に向かせて嘔吐物で喉をつまらせないようにしましょう。発作中の様子を観察し、医師に報告できるように見守っていることが大切です。

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