溶連菌感染で熱が下がらない理由の1つは5種類の細菌と抗生剤の適合も

溶連菌感染症は溶連菌という細菌がのどや感染する病気です。12月~3月頃に多く見られます。症状は発熱と喉の痛みが主になりますが、あまり高熱が続いたり一度下がってもまた上がったりすると合併症についてもとても心配になります。溶連菌感染でそんな熱が続く理由や高熱を下げる対処法をまとめました。

 

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抗生剤でも熱が下がらない理由

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溶連菌の発熱は38℃以上になる事がよくあります。細菌感染症なので細菌に効果のある抗生物質が処方されます。

ほとんどが抗生物質を飲み始めて3日もすれば熱は下がりますが、まれに続く事があります。抗生物質には細菌を殺菌するだけでなく、大きな決まりがあります。

それは服薬をスタートしてから、熱が下がっても下がらなくても一定期間は服用を続けなくてならないという事です。

そうしなければ、体内に存在した細菌は消滅されずにまた症状が再発する事もあるのです。溶連菌はそれだけ感染力が強いという事を忘れないでください。

 

また、熱が下がったりまた上がったりする場合はまだ体内に残った細菌と体が戦っている証拠なので心配はいりません。しかし4日以上熱が続いたり4日以上経ってもまた下がった熱が上がったりした場合は再度受診される事をおすすめします。

日本には5種類程の溶連菌の細菌が存在すると言われています。中には抗生物質の種類により効果のあまり出ない細菌もあります。

4日以上熱が続く場合は処方された抗生物質が効かない細菌に感染している可能性があります。その場合は再度違う種類の抗生物質を処方してもらえます。

 

しかし、それとは別に違う病気の可能性もあります。それは、冬場の感染が多い事から時期的にインフルエンザや風邪などの併発から来る熱の継続が考えられます。

溶連菌感染の初期段階では、風邪の諸症状(発熱、喉の腫れ・痛み、または頭痛)と似ているため、特に咳も続く場合などは、これらの病気の可能性もあります。

溶連菌で体力や免疫力が落ちた隙にそういった他の感染症にかかり熱が下がらない事もあるので、再度受診をした方がいいと言えます。

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熱を下げる為の対処法

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38℃以上の熱が多い溶連菌では、抗生物質と解熱剤が処方される事が多いです。この時に医師から「38.5℃以上になったら使用してください。」などと指定される事があります。

それは、熱は溶連菌を死滅させる為に戦っているので無理に解熱剤で熱を抑えてしまうと溶連菌も死ななくなり長引いてしまう事があるからです。

それなので、そこまでの高熱でもなければ解熱剤をすぐには使用せずに氷枕や水枕、保冷剤をタオルで包んだ物などを首や脇の下、足の付け根などに当てて冷やして様子を見ましょう。

 

解熱剤を使うタイミングは個人差もあるので数字だけに囚われず、ぐずって眠る事もできなかったり飲み物も飲めな状態であれば迷わず使用するのが良いです。

また、熱を下げるためには水分補給が必須になります。しかし真水をたくさん飲むのはつらいので経口補水液のOS-1やイオン飲料などを与えるのが望ましいです。

 

ただ、赤ちゃんや幼児はあまり高熱が続くと脳に影響を及ぼしたり肺炎になったり合併症の心配もありますので、ある程度高熱になったら解熱剤の使用をおすすめします。

また、41.5℃以上は過高熱と呼ばれ速やかに熱を下げる必要があるのですぐに受診するようにしてください。

溶連菌とは他の病気の併発の可能性

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高熱が続くと他の病気の心配も出てきます。併発としては発症が多い時期的にインフルエンザや風邪が考えられます。インフルエンザや風邪はウィルス感染なので溶連菌で処方された抗生物質は効かず、専用の治療薬が必要になります。

溶連菌感染で免疫力も体力も低下している間にこれらの病気に罹っている事もあるので、高熱が4日以上下がらなかったり高熱でなくてもダラダラと熱が続いたりする場合は病院へ行ってそれらの薬を処方してもらいましょう。

 

その他、合併症の危険性も溶連菌にはあります。代表的な物で急性腎炎やリューマチ熱があります。

急性腎炎は腎臓の病気で溶連菌感染後10日程で血尿やむくみ、高血圧、腎不全などを起こします。リューマチ熱は2~5週間後に関節や皮膚、心臓、神経に症状が見られます。

これらは溶連菌を長引かせる程可能性が高くなるので、早目に溶連菌の治療ができれば高い確率で防ぐ事ができます。

 

溶連菌の治療中、抗生物質を服用して3日程で熱が下がった為に服用をやめたらまた熱が上がったのでまた服用を再開した、などを繰り返しているとこの様な合併症をきたす可能性も高くなります。

したがってこれらを防ぐ為にも、抗生物質服用のルールは守る事が大切です。

 

学校への登校や幼稚園・保育園への登園の再開についてですが、溶連菌は学校保健安全法で指定された伝染病や感染病ではありませんので、通常なら、熱が下がったら可能となります。詳しくは現在通っているところへ確認して見みるとよいでしょう。

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