日本脳炎のワクチンが不足!その原因や理由と困らないための対処法

現在、全国的に日本脳炎のワクチンが不足しています。病院では、入荷の予定すらままならず、受付できない状態が広まっています。ちょうど接種の時期を迎えているお子さんの保護者は、いつになったら受けられるのか、気にされていることでしょう。接種できるようになるまでの間、日本脳炎にかからないために出来ることをご紹介します。

 

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日本脳炎ワクチンが不足した3つの理由

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日本脳炎ワクチン以外にも、ワクチンが不足しています。各病院で、子どもから優先的に受けられるような配慮をされているようです。

熊本地震の影響

2016年4月14日と16日、熊本で最大震度7もの大きな地震が起きました。そのため、熊本市にあった医薬品メーカー「化学及血清療法研究所」が、建物などに被害が出て、製品の生産を中止することになってしまいました。

通称・化血研では、ポリオ混合ワクチン、B型肝炎ワクチン、A型肝炎ワクチン、狂犬病ワクチンなどのシェアが高く、これらも今は製造・出荷できていません。日本脳炎ワクチンのシェアは4割近くで、供給が滞っています。

1月には行政処分

化血研は、2016年1月にもワクチンの製造が出来ない事態に直面しています。国の承認とは違う方法で、日本脳炎ワクチンを製造していたため、業務停止命令が出されていました。製造工程で、ワクチンの不活性化処理を国の定めた方法で行わなかったことが原因です。

需要の拡大

日本脳炎は、2009年、2011年に1歳児が、2015年に0歳児が発症しています。こうした日本脳炎の流行を受けて、3歳からだったワクチンの接種時期を、生後6ヶ月からと対象年齢を早める自治体や医療機関が増えたことも背景にあります。

北海道では、2015年度末までは日本脳炎ワクチン接種を行わなくてもよい地域とされていましたが、住民が道外へ行き来することが増えたことなどから、定期予防接種とするようになりました。需要が拡大する傾向にあって、生産メーカーが作れない状況に直面しており、在庫が不足しているのが現状です。

いつになったら不足は解消するのか?

現在は、恒久的なワクチン不足が完全に解消されていません。需要は恒久的に上がっているものの、国内メーカーの生産体制が元に戻っていないためです。2017年現在においても、厚生労働省からの行政処分に対する生産体制の復活が進んでおらず、各医療現場では必要なワクチン数を確保することができていません。

数年後には供給が回復すると思われますが、ワクチンという直接人の命を預かる行政処分の場合、OKとなるまでのチェックも多いため、すぐに供給が追い付くまでにはもう少し時間がかかります。そのため、今あなたがわが子にできることは複数の小児科に問い合わせをしてみて、在庫があるかどうか確認してみることも大事です。大都市圏では予約すらできない状況でも、田舎では少し在庫があったりする場合があります。実家が田舎で帰省する際には、帰省先の医療機関やクリニックに予約の問い合わせをしてみても手です。

 

※追記

2017年5月10日に厚生労働省が発表した内容によりますと、大手ワクチンメーカーの化血研(化学及血清療法研究所、熊本)が同月8日付で日本脳炎ワクチンの在庫切れとなりました。卸業者が持っている在庫を調整して、品薄地域に融通するように指導していますが、それでもやはり地域によっては品薄状態が解消されない状況が考えられます。卸業者の抱える在庫もあと2か月ほどで底をつく見通しです。

今年度の出荷可能数は、前年の半分の見通しです。出荷再開は来年度になるとみられます。

 

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日本脳炎とは

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日本脳炎はどんな症状なのか、ワクチンはいつ接種するのか、まず、日本脳炎について知りましょう。

日本脳炎の症状

日本脳炎は、日本脳炎ウィルスに感染することで脳が炎症を起こします。感染者のうち、発症するのは100人から1000人に一人の低確率ですが、発症すると死亡率が20~40%と高いです。

潜伏期間は6~16日間、高熱や頭痛、嘔吐、下痢などの症状があります。首の後ろの部分が固くなり、意識がなくなったり麻痺が起きたりします。

コガタカイエカという蚊に刺されると感染します。豚が刺されて、ウィルスが増殖し、そこからヒトに感染することがあります。

日本脳炎ワクチンの接種

日本脳炎のワクチンは、標準的なワクチンの接種は、1期と2期に分けて行います。

1期は、まず、初回は3~4歳の間、6~28日までの間隔をおいて2回、さらに2回目の接種を行ってから1年経過したころに、もう一度接種します。

2期は、9~10歳までの間に1回接種をします。

ただ、アジア地域には日本脳炎にかかる可能性がある国も多く、こうした国に行く子ども、日本脳炎患者が発生した地域の子ども、ブタを飼育していて日本脳炎にかかる可能性が高い地域の子どもは、生後6ヶ月からワクチンを接種することが出来ます。

日本脳炎にかからないようにするために出来ること

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予防接種が打てないとなると、予防するしかありません。

日本脳炎ウィルスは、発症すると脳で炎症が起きるので、ウィルスに感染しないようにすることが大切です。予防接種の年齢が下がったことを合わせて考えると、0歳の低年齢のうちから、蚊にあまり刺されないようにしておきましょう。

長袖や長ズボンを着用する、こまめに汗をふいてあげる、うちわや扇子を持っておいてあおいで風を送ってあげる、虫よけの製品を使う、といったことが出来ます。虫よけ製品としては、赤ちゃんからでも使える、アロマの虫よけスプレーがあります。

例えば、アロベビーのアウトドアスプレーは、レモングラス、ローズマリー、ハッカ油が主成分です。虫の嫌がるにおいで、蚊を寄せ付けないようにします。また、携帯用のベープも外出には便利です。こうしたものを併用して、蚊に刺されないようにしましょう。

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