麻酔は痛みがある?子宮体がんの検査方法や費用と、初期症状について

一般的に言う「子宮がん検診」は、子宮頸がん検診のことです。アメリカでは受診率80%以上とも言われ、日本でも20代から推奨されている「子宮頸がん」検診ですので、受診したとがある方は多いでしょう。

しかし、ここでお伝えしたいのは「子宮体がん」の検査についてです。検診の方法、子宮頸がんの検診との違いをお伝えします。そして、検査を受ける前に少しでも心の準備をするお手伝いをしていきます。

 

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子宮体がんの検査方法

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子宮体がんの検査方法は、症状などにより人それぞれです。

超音波検診

超音波検診では、子宮内膜の厚さをはかります。子宮体がんの兆候がある場合、子宮内膜が分厚くなります。子宮体がんの0期といわれる「子宮内膜増殖症」「子宮内膜異型増殖症」の可能性がないかも確認します。

細胞診

一般的に超音波検診と同じタイミングで細胞診も行います。細胞診は、子宮口から細い器具をいれて子宮内膜の細胞を採って検査をします。細胞を採るので多少の痛みや出血がありますが、出来るだけリラックスして受診した方が痛みも少ないでしょう。

組織診

細胞診でさらに詳しい検査が必要と判断されると、細胞組織を検査する組織診をします。組織診で「子宮体がん」の可能性が確認されたらMRIなどで画像診断をし、がんが広がっている範囲を確認していくことになります。

痛みと麻酔

検査の痛みは、細胞診の時に多少感じます。痛みの強さや出血量は人それぞれですが、閉経後や出産経験がなく子宮口がかたくて開き難い場合は、子宮口を広げる処置をする場合もあります。また子宮口が開き難い場合は、検査時に痛みが伴うことが多いので麻酔を使うことがあります。

癌の発症リスク

発症する年齢は、40代からはじまり50代が一番多くなっています。また30代やそれ以下の方でも月経不順がある人は発症するリスクが高いと言われています。数ヶ月に一度の生理や塊のような出血があった場合は、注意が必要となります。

その他、ホルモンの関係上、乳がんとも密接に関係があるようです。乳がん検診で再検査になったことがある場合、子宮体がんの検診も勧められることがあります。乳がんの可能性があると子宮体ガンのリスクも上がります。

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実際の検査以外の気になること

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子宮体がんの検査費用

子宮体がんの検査費用は、個人でクリニックなどを訪れ受診する場合で、初期の検査では5,000~6,000円前後の場合が多いです。精密検査などが必要になった場合は、20,000円程度かかる場合もあます。実際の金額は、クリニックなどによっても違います。また加入している保険や自治体によって、補助される金額が違うので検査予約の際に料金を確認すると良いでしょう。

生理のときの検査

検査予約日に生理が始まってしまうこともあります。そういう時は、予約したクリニックに問い合わせてみましょう。また生理前は、子宮内膜が厚くなっているので、生理後の薄くなっているときの検査が良いというクリニックもあります。検査日の体調が不安なときは、自分で判断せずに予約先のクリニックに確認しましょう。

子宮体がんの初期症状

子宮体がんの初期症状ですが、不正出血で気づくとことが多いようです。必ずしも出血というわけでもなく、褐色のおりものが続くということも人によってはあります。おりものや出血がみられなくても下腹部の痛みが続いたり、むくみや排尿痛が感じられることもあります。

子宮頸がん検診との違い

子宮頸がんは、子宮の入り口に発症するがんです。また子宮体がんは、子宮の奥の子宮内膜に発症します。

子宮内膜は、受精した卵子が着床する赤ちゃんのベッドというとわかりやすいでしょうか。発症する場所が違うので、当然どちらかの検査をしただけではもう片方のがんの可能性はわかりません。子宮体がんの場合、発症する場所が子宮の奥になるので細胞を採取する検査方法も違うのです。

いかがでしたか。子宮体がんの検査についてお伝えしました。早期発見、早期治療で体への負担が軽減できます。いつもと違う体調に気づいたら、まずは受診をしましょう。

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