妊婦は受けるべき?インフルエンザワクチンの副作用と有効期限

インフルエンザは毎年冬の時期に大流行する感染症です。発症すると40℃もの高熱や関節痛、倦怠感などに襲われ、最悪の場合死に至ることもあります。予防するには手洗いやうがいはもちろんのこと、一番はワクチンの接種。そこでインフルエンザワクチンの気になる疑問について探っていきましょう。

 

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インフルエンザワクチンとは?種類や成分、製造方法が知りたい!

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インフルエンザワクチンとは?

ワクチンは病原体の力を弱くした生ワクチン、死滅させた不活化ワクチンがあります。インフルエンザワクチンは病原体を死滅させた安全性の高い不活化ワクチンです。

またインフルエンザウィルスでA型とB型はよく耳にしますが、さらに種類があることを知っていますか?

ウィルスも生き残りをかけるために変化を遂げるので、年々予測が難しくなっています。毎年1つだけに絞ってワクチンを作るのでは的が外れてしまうので、ワクチンの種類を増やして4種類を網羅した4価ワクチンになりました。

ワクチンどうやって作られているの?

主な成分は鶏卵から抽出したもの。卵アレルギーの方が受けられないのはそのためです。

そしてワクチンが劣化しないよう防腐剤(エチル水銀)が含まれています。体内に入れる成分に水銀が含まれるのは驚きですね。またインフルエンザワクチンはふ化鶏卵培養法を用いて製造されます。

何だか難しく感じますが、要は鶏卵をウィルスを増やす場所として借りる方法です。そうして抗原性のある部分をワクチンとしているのです。

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効果や有効期間は?

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インフルエンザワクチンの予防効果は毎年のように違います。その年の流行を予測して作っているために、予想が外れた場合には効果が低くなるのはしょうがないこと。

一般的には健康的な成人で60%の発症の予防効果が見られます。この数字から見ても、ワクチンを受けたのに効果がなかったケースもあることが分かるでしょう。

またインフルエンザワクチンの有効期間は接種してから2週間目頃から5ヶ月間程度。受けても効かなかったと感じるのは、接種と流行のタイミングがずれていたことも考えられます。

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副作用はある?

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インフルエンザワクチンの副作用は軽度の症状で接種部分が腫れたり痛みがあることがあります。また発熱や頭痛、関節痛、下痢などの症状が見られることもありますが、2、3日程度で治まることが殆ど。

稀に危篤な副作用としてアナフィラキシーショックが見られることもあるので、接種後30分は医療機関にとどまりましょう。

防腐剤に水銀?妊婦が受けても大丈夫?

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インフルエンザワクチンは防腐剤であるエチル水銀も含まれています。「水銀」というと妊婦が受けても大丈夫なの?と不安になる方もいるのではないでしょうか。

しかしワクチンに含まれる水銀は極微量。接種しても体内に残らないので、心配はいりません。

 

それよりも妊婦にとってはマグロに含まれる「メチル水銀」の方がはるかに危険なものと捉えましょう。

またWHOの見解でも妊婦はインフルエンザに罹患した場合の重症化が通常よりも10倍高いので、予防接種を推奨しています。妊婦にとってワクチンそのものよりも、インフルエンザに罹患した後の方がよっぽど危険だと言えるでしょう。

医療費控除の対象になる?

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医療費控除とは対象となる医療費が年間10万円以上のものが控除となります。対象となるものは疾病治療にかかる医療費であり、予防に関するものは含まれません。

つまりインフルエンザワクチンは基本的に控除の対象外なのです。

ただし医師の判断により控除の対象となるケースも。持病による免疫力低下でインフルエンザにかかりやすかったり、インフルエンザの重症化や持病の悪化などの悪影響を及ぼす場合に限りです。

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