子供のころに接種しなかったらどうなる?破傷風の予防接種の効果と副作用

「破傷風の予防接種」と聞いてもピンとこない方もいるかもしれませんが、これは四種混合の中に含まれています。

以前は、百日咳とジフテリアとこの破傷風で三種混合ワクチンとして定期接種が行われていました。現在は、ポリオを加えて4種類の中に含まれており、あまり聞き慣れない病気でもあるので、この予防接種にどんな効果があるのかなどをご存知でない方が多いようです。

破傷風の予防接種について、その効果や副作用、接種時期や回数、費用などについてご紹介させていただきます。また、子供の頃に接種しなかった場合、大人になってどうしたらいいのかなどについてもご紹介させていただきます。

 

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破傷風の予防接種の時期・回数・費用について

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破傷風の予防接種「破傷風トキソイド」は不活化ワクチンです。決められた回数きちんと予防接種をうけることで、ほぼ100%免疫が着くとされています。また、接種後10年間は免疫力が維持するので、必ず接種するようにしましょう。

破傷風ワクチンの接種時期と回数

破傷風ワクチンは、四種混合の中に含まれています。接種時期は四種混合のものになりますので、生後3カ月から接種可能になります。3~8週間間隔で3回接種して、その後1年あけて追加で1回接種します。合計4回の接種となります。

このワクチンの免疫の有効期間は10年です。それ以降は免疫力もダウンしてきますので、小学6年生にジフテリアと一緒になっている「二種混合ワクチン」を接種することになります。

破傷風ワクチンの費用について

破傷風ワクチンが含まれている四種混合と、二種混合については、定期接種となっていますので、費用はかかりません。二種混合を接種後10年経過したら、また免疫がなくなってきますので、その後は任意接種となり、費用が発生してきます。

任意接種となると、1回3,000~5,000円となります。これを2~3回接種しますので、最大15,000円程度になると考えておいてください。病院によって価格が違いますので、一つの病院で決めてしまわずに、いくつかの病院で価格を比較してから接種することをおすすめします。

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破傷風の予防接種の効果や副作用について

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破傷風トキソイドの接種をすることで、ほぼ100%の確率で抗体がつき、感染を予防することができます。新生児が破傷風に感染してしまうと、その致死率は60~90%ともいわれているとても恐ろしい病気です。一度抗体がつくと、10年間はその効果が持続するので、必ず予防接種を受けるようにしましょう。

子供の頃にしっかりと定期接種を受けていても、そのワクチンの効果は30歳以降は薄れてきます。40歳を超えると効果もほとんど消えてしまっていると考えてください。ですから、「今さら」などと軽く考えずに接種しておくようにしましょう。

 

この予防接種の副作用としては、特にありません。接種した箇所が赤くなったりすることはあります。

稀にですが、腕が腫れたりするケースもあるようです。また、高熱ではありませんが、微熱程度の発熱があることも考えられます。接種後しばらくは、お子様の様子を注意してみるようにしてください。

腫れなどの症状がひどくなったり、発熱があった場合は、すぐに病院を受診するようにしましょう。

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子供の頃に接種しなかった場合

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乳幼児や子供の頃に、破傷風の予防接種を受けないまま大人になってしまった方もたくさんいると思います。破傷風は致死率の高い感染症の一つなので、大人になって気付いた時でも遅くないので、お近くの病院に問い合わせて接種することをおすすめします。  

先にも書かせていただきましたが、この場合は任意接種になるので、費用がかかりますので、接種前に確認しておくようにしましょう。

破傷風の予防接種は大人になってからでも遅くはありません。接種していないことがわかったら、なるべく早く接種するようにしましょう。また、海外に行かれる際は、必ず予防接種を事前に受けておくようにしてください。お子様は定期接種ですので、必ず受けさせてあげましょう。

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