妊娠のゴールデン期間到来?子宮卵管造影検査で気になる副作用や痛み

不妊の原因を知る方法の1つとして挙げられる子宮卵管造影検査。不妊治療の経験がない方は「痛い」「出血」など怖いイメージだけがあるかもしれませんね。実際のところはどうなのでしょうか。みなさんが気になる子宮卵管造影検査の方法、費用や時間、痛みや出血はあるのか、検査によって妊娠しやすくなるのかという詳しいお話をしていきましまょう。

 

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子宮卵管造影検査で何がわかるの?方法とは?

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通常女性には1ヶ月に1回の排卵があります。卵巣で排卵された卵子は卵管という道を通って子宮に向かうのですが、この卵管が何らかの原因で詰まりがあると卵子を運ぶことができません。この卵管障害による不妊の原因を探るために子宮卵管造影検査は行われます。

 

一般的な方法を以下で説明しましょう。

  1. 子宮をバルーンで膨らませてから造影剤を入れます。
  2. 造影剤が子宮から広がっていく様子をレントゲンで撮影します。
  3. 水性の造影剤の場合30分後、油性の造影剤の場合は24時間後に再度レントゲンで撮影します。

最初の検査は1時間弱で終わり、2回目の検査も数十分で終わります。正常であれば、造影剤は卵管を通ってお腹に広がっていきます。

ところが卵管に詰まりがあると、造影剤は留まったままなことが分かります。これらの検査で卵管障害だけでなく、子宮に奇形がないか腫瘍がないかも調べることができます。

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痛みや出血はあるの?

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子宮卵管造影検査は個人差はありますが、多少の痛みを伴う検査であることは理解しましょう。

検査をする上で2回の痛いポイントがあります。まず子宮に管を入れてバルーンを膨らますのですが、この時に生理痛のような鈍痛を感じるようです。

そして卵管を油性の造影剤が流れる時に、卵管に詰まりや癒着があると強い痛みを伴うことがあります。

この痛みが強い人ほど、卵管に何か問題が生じていることが予想されます。逆にまったく問題がない方は殆ど痛みは感じないようです。どちらにせよ病院によっては痛み止めや麻酔をしてくれるので、相談してみましょう。

 

また検査後に少量の出血があることもありますが、これは検査時に器具で子宮内膜が傷付いたことによるものです。数日で出血は止まりますので心配はいりません。

しばらくしても出血が止まらない場合には、何か別の病気が隠れている可能性があるので再度受診しましょう。

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副作用はあるの?

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副作用についてですが、稀に卵管を通って造影剤を流す時に子宮や卵管に感染症などでばい菌があると、お腹の方にばい菌が広がって腹膜炎を起こしてしまうことがあります。これを防ぐために検査後、抗生剤を飲むこともあるようです。

また造影剤にはヨードが含まれていて、甲状腺機能低下症の方には影響を与えることが分かっています。ヨードアレルギーや喘息持ちの方も注意が必要です。検査を受ける前に必ず注意点の説明や問診がありますから、不安のないようにしましょう。

費用はどれくらいかかる?

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子宮卵管造影検査の費用は病院によっても差はありますが、一部健康保険がきかないために6千円~1万5千円程度と高く感じるかもしれません。ただし不妊治療の一環として見なされるので、自治体によっては助成金が出ることも。問い合わせてみましょう。

検査後のゴールデン期間にタイミング法により妊娠しやすいってほんと?

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子宮卵管造影検査は卵管に造影剤を流すので、軽度の詰まりであれば検査によって解消することがあります。よって卵子が通りやすくなり、タイミングさえ合えば妊娠する確率が上がるというわけです。

また検査後の半年間を特に妊娠しやすいゴールデン期間と呼んでいます。子宮卵管造影検査は卵管障害を調べる検査としてもそうですが、不妊治療としても行われることもあるくらいです。

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