おしゃれだけじゃない!意味を持たせたクリスマスツリーの飾り

何気なく時期が来ると飾るクリスマスツリーですが、今年はクリスマスツリーの飾りを少し工夫したい、と思ったら、意味を知ってみるのもよいですね。一つ一つにキリスト教の教えが示されていることを知っていると、子供にも教えてあげられます。単なるパーティーとしてでなく、異文化に触れる機会にもなります。また、ツリーの飾り方のコツについてもご紹介していきます。

 

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クリスマスツリーの由来

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冬になると当たり前のように飾るクリスマスツリーですが、その由来はあまり知られていません。クリスマスはキリストの誕生をお祝いする日ですが、ヨーロッパの古くからの風習も多く入っています。

クリスマスツリーはドイツに8世紀ごろ始まったとされています。ドイツでは、北欧神話の農業の神・オーディンに、幼児をいけにえを捧げていました。神聖な木である、カシワの木に捧げられていました。それを見た伝道者ボニファティウスが、止めようとカシワの木を切り倒しました。木の間から、モミの木の若木が生え、奇跡として、モミの木にいけにえの代わりに、キリストへの捧げものをつるしたのが始まりとされています。

のちに16世紀にルターが、庭の木に星に見立てたろうそくをつるして飾ったと伝えられています。18世紀にはおもちゃが飾られるようになりました。日本ではウラジロモミが、ヨーロッパではドイツトウヒ(アカモミ)がよく用いられます。

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オーナメントの意味

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クリスマスの装飾には、赤、緑、白がよく使われますが、これも意味があります。赤はキリストの流した血、緑はツリーが常緑樹であることから永遠の命、白はキリストの清らかな心を、表しています。オーナメントにもそれぞれ意味があります。ご紹介していきます。

ツリーにはてっぺんに星を飾ります。あの星は、ベツレヘムの星を表しています。ベツレヘムの星は、キリストが産まれる前、東の空に輝き、三人の占星術者を導きました。

赤いボール

ツリーによく赤いボールを飾りますが、赤いボールはかつてはリンゴでした。リンゴは、聖書のアダムとイブのお話に出てきます。「知恵の木の実」です。リンゴの木は落葉樹なので、実をモミの木にかけるようです。金のボールや銀のボールも一緒に飾りますが、菌や銀はキリストの尊さを示しています。

靴下

サンタクロースのモデルは、キリスト教の司教である聖ニコラスです。24日、聖ニコラスがある家庭に金貨を与えようと煙突から投げ入れたところ、ちょうど暖炉で乾かしていた靴下に入ったので、靴下にプレゼントを入れるようになりました。

また、このお話から、サンタクロースは煙突から入ってくると言われるようにもなりました。

ベル

キリストの誕生を高らかに知らせる、という意味があります。

キリストは処刑される時、頭に柊で編んだ冠をかぶせられました。柊の実はキリストの血の色を表しています。

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オシャレな飾り方のコツ

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オーナメントの意味を知ったうえで、オシャレに飾るコツをご紹介していきます。まず、組み立て式のツリーを使う方は、枝をしっかり広げましょう。小枝の先を少し上にそらせるようにすると生き生きして見えます。中心の幹が隠れるようにします。

ボールの数

ツリーの表面積の2割をボールで飾ると、ちょうどよいです。これをベースにオーナメントを足していくとよいです。90㎝のツリーの場合、4センチのボールが24個、120㎝のツリーの場合、60個、150㎝の場合は5センチのボールを84個、飾ると2割になります。

電球の数

150㎝以下の場合は100球、180㎝の場合は200球、240㎝のばあいが300球、300㎝の場合は500~800球を目安にします。オーナメントを目立たせたい場合は控えめに、電飾を目立たせたい場合は多めにしてもよいです。コードを巻くときは、時々奥で止めて、目立ちにくくします。最後は中心に持っていきます。

オーナメントの飾り方

トップや大きなものから飾ります。上から、等間隔で、ジグザグにかけていくとよいです。小さなオーナメントは、その間に入れます。モールは最後に飾ります。電飾をつけて飾ると、調整しやすいです。最後に、ツリーの足元を布などで覆って完成です。

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