蓄膿症からくる臭いや頭痛の原因は?症状別でできる対策

蓄膿症になると何とも言えない嫌な臭いがします。この臭いは自分だけではなく、周囲の人にも届いていることも。さらに蓄膿症は一日中重い頭痛に襲われ、生活に支障を来すこともあるのです。この蓄膿症特有の悩みを解消できる対策はないのでしょうか?原因とともに探っていきましょう。

 

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蓄膿症による臭いの原因は?

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蓄膿症の経験のある方はご存じかもしれませんが、かなり耐え難い臭いがするのです。しかも自分だけではなく、周囲の人にも臭いと思われているとなると気が気じゃありませんね。この臭いですが言葉で表してみるとこんな臭いがします。

  • 腐った魚の臭い
  • 生ゴミの臭い
  • どぶ臭い

想像しただけでも蓄膿症の臭いがどれだけ異臭かが分かるでしょう。こんな臭いが常にあると、人に会うのも辛く引きこもりになってしまうのは大袈裟ではありません。

ではこの臭いですが、原因は何なのでしょうか?

多くの人の鼻の中には黄色ブドウ球菌などの細菌が存在しています。これらの細菌が異常に増殖し、鼻の中にある副鼻腔に膿が溜まった状態が蓄膿症なのです。また蓄膿症は鼻から喉にかけて膿詮と呼ばれる膿の塊が溜まりやすくなります。

これが喉にまで流れてきて、口臭の原因にもなるのです。そして蓄膿症による鼻づまりで口呼吸になりやすく、口の中が乾燥することで雑菌が繁殖します。これも口臭の原因になります。つまり蓄膿症の臭いの原因は膿や膿詮、口の中の乾燥であると言えます。

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蓄膿症による頭痛の原因は?

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蓄膿症は必ずと言っていいほど、頭痛症状も伴うのが特徴です。その頭痛を引き起こす原因は何なのでしょうか?鼻の中には副鼻腔という空洞があって、ここに膿が溜まると炎症を起こし、頭が重いような頭痛を感じるようになります。頭痛に伴い疲労感や集中力の低下を招くことにも。

しかも膿がスムーズに出ずにどんどん溜まっていくと、眉間のちょっと上のおでこあたりにまで膿が広がっていき、鈍痛を感じる部分も頭の全体になっていきます。これらの症状は膿がなくなるまで続きます。

蓄膿症の方には鼻水や鼻づまりなどの鼻炎症状がなく、頭痛だけがあるタイプもあります。頭痛の原因は蓄膿症以外にも色々ありますから、自分が蓄膿症だと思わずに病院で初めて知るというケースもあります。

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蓄膿症の症状別の対策

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頭痛対策

頭痛薬で一時的に痛みが抑えられたとしても、根本的な原因が亡くならなければ意味がありません。病院では解熱鎮痛剤で痛みを和らげながら、内服薬で炎症を抑え、抗生物質で細菌を殺す治療を行います。

また症状がなくなっても、医師の指示があるまでは薬の服用を続けることがポイントです。これは頭痛だけでなく、蓄膿症のその他の症状を改善させることに繋がりますので、まずは耳鼻科での治療が基本です。

鼻の臭い対策

臭い対策には副鼻腔に溜まっている膿を出すことがポイントです。0.9%の生理食塩水で作った鼻の洗浄液で鼻うがいをしましょう。膿を外に出して、炎症を抑えるのに効果的な方法です。

口臭対策

口の中を乾燥させないようにすることがポイントです。小まめに水分補給をする、梅干しなどの唾液が出やすいものを食べる、マスクを着用するなどをして口の中が常に潤っている状態にします。また利尿作用のあるコーヒーや緑茶はすぐに尿として出てしまい、唾液にまで回らなくなります。飲み物はノンカフェインを選ぶようにしましょう。

不快症状を我慢しない

頭痛だけの症状で蓄膿症が隠れているとは思わずに、放置している方も多いようです。蓄膿症が悪化すると手術が必要になることもあるので、なるべく早くに耳鼻科を受診をして治療を開始することが最善なのです。

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