栗の食べ過ぎは太る?カロリーを抑え、栄養価を最大限引き出す茹で時間と調理方法

秋になると市場に出回り美味しくなる栗。しかし栗のカロリーはみなさんが想像するより高いと言われています。美味しいからと言って食べ過ぎてしまうと、太ってしまう可能性もあります。栗は栄養価が高く食べ方によってはダイエットの強い味方にもなるので、なるカロリーを抑え美味しく食べる調理法をご紹介します。

 

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栗の栄養価とダイエットの効果

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栗のカロリーが意外と高いということをご存知でしたか?栗は無意識に何個も食べてしまいがちですが、大きめの栗で35kcalと5個も食べてしまうとご飯茶碗一杯分にもなるのです。これではダイエットの大敵だと感じますが、実はそう言い切れるわけでもありません。そこで栗の栄養価やダイエット効果のある成分について解説しましょう。

主要な成分はでんぷん

栗の主要な成分は炭水化物の一種であるでんぷんであり、単純に食べ過ぎれば太りやすい食べ物だと言えます。ただし同じ炭水化物のご飯やじゃがいもと比べると、ダイエット効果が期待できます。さらに間食にスナック菓子や洋菓子を食べるのなら、栗を少し食べる方がヘルシーです。つまり栗は食べ方によって、太りやすくもなりダイエット効果も期待できると2つの面を持っています。

ビタミンB群

栗には糖質の代謝を助けるビタミンB1や脂質代謝を助けるビタミンB2を豊富に含みます。栗は太る原因である糖質や脂質の代謝を促してくれるので、代謝がよくなりダイエットには最適な食べ物と言えるでしょう。

食物繊維

栗には腸内環境を改善したり糖質の吸収を緩やかにする働きのある食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維の代表格として挙げられるさつまいもよりも、意外と栗は多いのです。腸内環境が整うと、自然と太りにくくなります。

カリウム

栗にはカリウムも含まれています。カリウムは体内の余分な水分を排出し、むくみの予防にもなります。むくみがなくなれば見た目もスリムになり、痩せやすい体にしてくれます。

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栗を茹でると栄養が逃げる?

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生の栗を手に入れたら、普通に茹でようとしますよね。ただ栗は茹でてしまうと、ビタミンCやカリウム、渋皮に含まれるタンニンが水溶性なために溶け出してしまうのです。ですから栗の栄養価を最大限引き出すには、水をなるべく使わない蒸す、焼くなどの調理法が適しています。

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栗の栄養価を最大限引き出し、甘みが増す栗の茹で方

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栗を普通に茹でて食べた時、思ったより甘くないと感じたことはありませんか?そこでここでは栗の栄養価をそのままに、甘い栗にする方法をご紹介します。

下処理法

栗は0度で保存すると糖度が2倍にも3倍にも増えます。それは栗の主成分であるでんぷんは、冬のような寒い環境下でアミラーゼによって糖分に変えられます。

家庭では栗をステンレスのボウルにれたままチルド室で5週間保存します。この方法で最初より3倍は糖度が増しているはずです。

茹で方

糖度が増した栗をさらに甘くするには、栗のアミラーゼをゆっくりと加熱することで活性化し、糖度をグンとアップさせる効果があります。そのやり方は土鍋で蒸す方法です。土鍋は徐々に温度を上げる性質があるため、栗を甘くするにはピッタリな方法。また蒸すことで水をたくさん使わずに、栄養価も溶け出しにくいという一石二鳥なんですね。

  1. 土鍋に耐熱皿を敷いて、栗が1キロに対し水を1リットル入れます。
  2. 火をつけて湯気が出てきたら栗を皿において蓋をします。
  3. 一分加熱後、火を止めて10分蒸らします。これでじわじわ栗が加熱されていくので、糖度がグッと増します。
  4. 蒸らしが終わったら、火をつけ中火で50分加熱します。

太らない栗の食べ方

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栗のカロリーは高いというのは事実なので、ダイエットにいい栄養分が含まれていても食べすぎは禁物です。今まで食べていたお菓子を栗2、3個に変えたり、普通の白米に栗を加えた栗ご飯でご飯の量を減らすなどの工夫をしましょう。

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